競馬やパチンコといったギャンブルで借金が200万円。自己破産した事例。
カテゴリ | 自己破産 |
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借金総額 | 500万円 |
借入先の数 | 5社 |
毎月の支払い | 8万円 |
車の有無 | あり(カーローン) |
不動産の有無 | なし |
住宅ローンの有無 | なし |
収入(手取り) | 20万円 |
家族構成 | 嫁、子ども(2歳) |
借金の原因 | 結婚前からのギャンブル、結婚後の生活費 |
ご依頼から解決までの流れ
Aさんは結婚前から競馬やパチンコといったギャンブルで借金が200万円ありました。
結婚後は奥さんも共働きで世帯収入としては30万円程度あったことから借金を返済しながら足りなくなったらまた借り入れをするという生活をしていました。
奥さんが妊娠したことをきっかけに仕事を辞めてから生活費が少しずつ足りなくなり、借りて返し手を繰り返していました。
車は国産の普通車を中古で200万円程度でカーローンで購入しており、この支払いは問題なくできていました。手取は20万円程度で、借金の返済がなければ児童手当なども含めて十分に生活していくことは可能でしたが、毎月の返済が8万円を超えており、借金を返すためにまた借金をしていたことから、「福岡 自己破産 弁護士」とインターネットで検索して当事務所までお問い合わせいただきました。
まずは電話とLINEでご事情をお伺いさせていただき、すぐに法的な対処が必要と考えられたことから面談に来ていただきました。
弁護士からのアドバイスとしては、自己破産をすべき状況ではないかということでAさんに提案しました。Aさんの車はカーローンを支払い中であったことから、自己破産や個人再生をするとどうしても車が引き上げられてしまうことがネックでした。お住まいの地域が春日市であったことから、仕事や生活に車が必須でした。ご両親に相談し。自己破産の手続が終わって貯金して車が買えるようになるまでの間に乗る車を10万円程度で購入する資金を援助していただくことになりました。Aさんは自己破産の決断をして当事務所にご依頼いただくことになりました。Aさんは自己破産の費用について、まったく貯蓄もなかったことから弁護士に依頼して、借金の返済を止めてから毎月分割で積み立てをすることにしました。ご依頼いただき、弁護士が各債権者に通知を出してすべての返済や催促がストップし、翌月から自己破産の費用として毎月4万円を当事務所にお振込みいただくことになりました。
これまで毎月8万円を返済しながら生活していたことから、ご依頼ただいてすぐに生活が楽になりました。自己破産の費用の積み立てが終わって、福岡地方裁判所に自己破産の申し立てを当事務所から行いました。結婚前にギャンブルで作ってしまった借金があることから、自己破産が出来るのかAさんは不安に思っていましたが、当事務所から裁判所に提出する書面のなかでこれまでの借り入れ原因については正直に伝えて、ご依頼いただいてからはギャンブルを辞めていることから今後もしないであろうことなど記載をしました。借り入れ原因がギャンブルである場合、自己破産が出来ないと法律に記載がありますが、必ず出来ないわけではなく、Aさんのように現在はしておらず反省していることを示すことで自己破産が出来る場合もあります。申立をした後に、Aさんを同時廃止決定にすると裁判所から連絡があり、管財人がつかずに自己破産をすることが出来ました。