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夫婦共にうつ病で借金。自己破産した事例。

自己破産
男性
Eさん(51歳・男性)
カテゴリ 自己破産
借金総額 400万円
借入先の数 8社
毎月の支払い 9万円
車の有無 なし
不動産の有無 なし
住宅ローンの有無 なし
収入(手取り) 18万円
家族構成 妻、子一人
借金の原因 抑うつ、浪費、進学費用

ご依頼から解決までの流れ

Eさんは福岡市内にお住いの会社員です。同居のご家族は妻、子が一人。家族三人で暮らしています。 結婚当時の収入は夫婦合わせて50万円ほどで、毎月5万円ほどの貯金ができるほど生活に余裕がありました。

しかし、Eさんの転職を機に状況が変化します。

転職後、営業の仕事に就いたのですが、ノルマが厳しく、転職後半年でうつ病の診断を受けることになりました。治療のため会社を休みがちになり、給与が減少します。このため、カード会社からの借り入れを行い生活費に充てました。

その翌年、奥様もうつ病の診断を受けるに至り、夫婦共に収入が減少する形になったため、さらなる借り入れを重ねることになりました。一時、奥様の容体が悪化し入院が必要になった際には、入院費用の支払いに充てるために借り入れ先を増やすことで対応しました。 また、ご息女の進学費用として100万円ほどの借り入れが必要になり、これも借り入れ先を増やすことで対応しました。

このようにして、すでに300万円ほどの借金を負っていたEさんですが、病気の影響もあり、欲しいという衝動を抑えきれずにローンを組んで車を購入してしまいます。その車も購入した翌年の事故で全損しており、ローンだけが残ることになってしまいました。

400万円ほどの債務を抱えるに至り、いよいよ返済が困難になることを予想したEさんは、当事務所まで相談にお越しになりました。

相談の結果、自己破産の手続きをとることになり、半年ほどかけて弁護士費用の分割支払いを完了いただいたのち、裁判所に対して申立を行いました。裁判所から浪費の有無や家計状況、債務の原因に関する質問がありましたが、EさんやEさんのご家族が協力的に対応していただいたおかげで、無事免責許可を勝ち取ることができました。

      
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