家族の生活費の支払いで借金。個人再生した事例。
カテゴリ | 個人再生 |
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借金総額 | 800万円 |
借入先の数 | 7社 |
毎月の支払い | 10万円 |
車の有無 | あり(ローンなし) |
不動産の有無 | あり |
住宅ローンの有無 | あり |
収入(手取り) | 27万円 |
家族構成 | 妻、子2人 |
借金の原因 | 生活費 |
ご依頼から解決までの流れ
Bさんは、福岡県糟屋郡にお住まいの会社員です。15年ほど前にローンを組んで購入した自宅に妻、子供2人の家族4人で暮らしています。
当初は夫婦共働きで、住宅ローン以外には特に借金もなく、問題なく返済できていました。 しかし、5年前、Bさんが病気を原因に転職し収入状況に変化が起きたことや、お子さんの進学が重なったことから生活費の支払いにカードローンやクレジットカードのリボ払いを利用するようになり、当事務所に相談にお越しいただく直前には住宅ローンを除いて約800万円の債務を負うまでになっていました。
そのときには毎月の返済額が10万円ほどになっており、返済のために借り入れを行わなくてはならないという状況にまで追い詰められていました。
滞納している借入先からの督促状などを、思春期に入るお子さんにいつか見られてしまうのではないかという不安も募っていくばかりの日々に大きなストレスを感じ、このままでは返済の見込みを立てることはおろか、切り詰めても切り詰めてもこれまでの生活を続けることが困難になると考えたBさんは、解決策を探して当事務所までご相談にお越しいただきました。
相談のなかで、住宅を手放すことなくその他の債務を大幅に圧縮できる、個人再生(住宅資金特別条項)手続きを紹介させていただきました。
これまでの債務の状況から自宅を手放すことも検討していたBさんでしたが、こちらの手続きのことを知ると、ぜひにとのことでしたので即座に契約、各債権者に対して弁護士が介入した旨の通知を発送しました。ご相談にお越しいただいた日から一週間後には借入先からの連絡や督促は全て当事務所宛に切り替わり、毎月末の悩みの種となっていた各種返済や督促からも、住宅ローンを除いてひとたび解放されることとなりました。
約9か月後、分割で納めていただいていた弁護士費用の支払いが完了し、裁判所に対して個人再生手続きの申立てに至りました。 結果、債務の総額は約150万円まで減額され、毎月の返済額も無理のない範囲に落ち着き、住宅を手放すことも必要なくなりました。現在は滞りなく返済を進めているとのことです。
個人再生について解決事例
- 個人再生 ギャンブルで借金。自己破産できず個人再生手続きを行なった事例。
- 個人再生 住宅ローンを支払いつつ、その他の債務を減額。個人再生した事例。
- 個人再生 債務の総額を大きく減額。別除権協定を締結した事例。