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過払い金請求のメリット・デメリット

過払い金請求 弁護士 石田直也

過払い金請求とは

「過払い金」とは、高い金利で借入れていた場合、実際には支払う必要がなかったにもかかわらず、支払っていたお金のことです。長い間、高い金利で支払いを続けていると過払い金があるため、まだ借金がある方は借金が減額できたり完済することができ、すでに借金が終わっている方はお金が戻ってくることがあります。

過払い金請求について詳しく見る

過払い金請求は基本的にデメリットが少ないです。ただ、ケースによってはデメリットが発生することもあるので注意しなければなりません。

過払い金を請求する上での注意点

過払金には事項がある

過払い金は、貸金業者との最後の取引から10年で時効となってしまい、時効になってしまった過払い金は取り戻すことができません。

時効の計算の仕方は、計算の起算日となるのは「借り入れた日」ではなく「最後の取引日」となるのが重要なポイントです。
たとえば、借入の契約日が10年経過していたとしても、完済したのがそれから1年後だった場合はまだ「時効前」ということになります。

【時効計算の例】
契約日:2000年1月1日・完済日:2001年1月1日の場合、過払い金の時効は、契約日ではなく完済日から起算した10年後の2011年1月1日です。

契約書の締結日をみて時効になっていると勘違いしないよう、正確な期限は最後の取引日(完済日)を元に確認してください。

過払い金請求の2つのメリット

過払い金請求をした場合のメリットは以下の2つです。

・過払い金が返還される
・完済後の請求ならブラックリストには載らない

過払い金が返還される

過払い金請求をすれば払い過ぎた利息が返還されます。返済に悩んでいる方でも過払い金が返還されたことで、借金よりも過払い金が多いケースもあります。
また、戻ってきた過払い金で借金を全額返済できないケースでも借金の一部が減るため返済の負担が抑えられるでしょう。

完済後の請求ならブラックリストには載らない

過払い金請求をするとブラックになると考えていませんか?平成22年4月までは過払い金請求をするとブラックになるケースがありました。
しかし、平成22年1月14日に金融庁が「過払い金請求の履歴を指定信用情報機関が管理する信用情報として認めない」と決定しました。その理由として「信用情報とは支払い能力に関する情報であり、過払い金返還請求はこれに当たらない」と発表しています。

さらに、信用情報機関の一つであるCICのホームページで、過払い金請求をしてもその事実が信用情報に登録されることはないと明記しています。

過払い金請求の2つのデメリット

過払い金請求をした際にもデメリットはあります。後から後悔しないためにも把握しておきましょう。

・過払い金を請求した貸金業者を利用できなくなる
・過払い金が返済中の借金よりも少なければ、ブラックになる

過払い金を請求した貸金業者を利用できなくなる

過払い金請求をすると、請求先の貸金業者の利用ができなくなります。

ただ、過払い金請求をしただけでは信用情報機関に登録されないのでブラックにはなりません。では、なぜ利用できなくなるのでしょうか?
実は貸金業者がお金を貸す際には、信用情報機関に登録されている情報とは別に社内で保有している顧客情報も参考にします。

過去に過払い金請求や債務整理をした顧客に対しては利用を断っているのです。
そのため、信用情報機関に登録されなくても、過払い金を請求した貸金業者の利用ができなくなります。

過払い金が返済中の借金よりも少なければ、ブラックになる

借金を返済している途中で過払い金請求を行い、かつ取り戻した過払い金が返済中の借金よりも少ないケースではブラックになるので注意しましょう。

その理由は、過払い金が借金よりも少なければ過払い金請求ではなく借金の減額を行う任意整理として扱われるからです。
任意整理をすると信用情報機関に登録されるのでブラックになります。

【引き直し計算の結果、負債が残る場合】

返済中の借金について過払い金請求した結果、払いすぎた利息が少なく、引き直し計算をしても借金が残ることがあります。
引き直し計算後に借金が残る場合は、債務整理をしたことを示す事故情報として登録されるため、ブラックリストに載ってしまいます。

【引き直し計算の結果、負債が残らない場合】

引き直し計算をすると過払いになっていたため過払い金請求した場合でも、一時的に債務整理の情報が登録されることがありますが、ブラックリストに載るか載らないかは借入先によります。
過払い請求の手続が完了すると「完済」の情報に変更され、ブラックリストは消滅します。

自分で過払金請求をするメリット・デメリット

過払い金請求の手続きを自分でおこなうことは可能ですが、専門家を通さず自分でおこなうにはデメリットが多くあります。

・過払い金が支払われるまでの期間が長くなる
・返還される金額が少なくなる

過払い金請求に必要な書類の準備だけではなく専門的な知識を得るなど、手間と時間がかかるので、返還されるまでの期間が長くなります。
また、取引履歴を取り寄せるときに「過払い金の計算をする」という目的を伝えたうえで返済を続けると、過払い金の金額が少なくなる可能性もあります。
更に、引き直し計算を間違えてしまうと、返ってくる過払い金の金額が少なくなったり、貸金業者に過払い金請求を断られるリスクがあります。

自分で手続きを行うことでかかる費用は押さえることができますが、それに費やす労力を考えると、専門家に依頼することをお勧めします。

ブラックリストとは

「ブラックリスト」とよく耳にしますが、金融機関においてブラックリストという名前は存在しません。
クレジットカードの返済が滞った場合や破産が生じた場合などに、事故情報や延滞情報として金融機関の個人信用情報に登録されることを指し、登録された状態を「ブラックリストに載る」と表現します。

ブラックリストに載るとどうなるか

ブラックになると、他社のクレジットカード会社でも新たにカードの審査に通らなくなります。
また現在利用しているカードもカード会社が信用情報を確認した時点で使えなくなるので注意しなければなりません。
さらに以下のようなローン契約もできなくなります。

・住宅ローン
・教育ローン

そのため、これから自宅を購入することを考えている方や子どもを私立の学校や大学に行かせたいと考えている方は、過払い金請求をするべきかどうか考える必要があります。

ただし、過払い金請求すれば必ずブラックリストに載るわけではありません。
過払い金返還請求をするタイミングが、当該負債を完済する前か、後であるかによって、事故情報が登録されるかどうかが変わってきます。
まずは当事務所にご相談ください。

この記事の監修者

石田直也

不安な気持ちを抱えている方、お話を聞かせてください。不安な気持ちが解消されるようお手伝いさせていただきます。

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